Fool on the planet

日記とか趣味、見た映画の感想置き場

#14 フィフス・エレメント(吹替:日本テレビ版)

 

 

 名優、ブルース・ウィリスに捧ぐ。

 

 

 

 失語症となり俳優を引退したブルース・ウィリス

 私が、初めて彼の出演した作品に出合ったのが、この『フィフス・エレメント』となります。その後は『シックス・センス』『ダイ・ハード』『アルマゲドン』と出演作を追いかけるように視聴。

 私にとってのハリウッド俳優と言えば、ブルース・ウィリスモーガン・フリーマンの2名を挙げるくらいに印象に残る俳優でした。

 

 そんな思い出深い映画である『フィフス・エレメント』について、私なりのお勧めポイントを2つ書かせて貰えたらと思います。

 

 


 [近未来的かつ独創的な世界観]


 

 この映画は1997年と古めの映画ですが、その世界観は今も尚、唯一無二と言える作品です。

 

 エイリアンを題材とし、尚且つエイリアンが多数登場する類似作品では、『メン・イン・ブラック』などが挙げられますが、あちらは現在の地球が舞台となっています。

 しかしこの映画では舞台は近未来となっており、主人公が住む街並みの映像は、今でさえ感嘆の声が出るほどです。

 

 高くそびえる高層建築物に、それらを繋ぐ空中回廊。車は空を飛び、ファンタジー世界のように重厚で整備された街並み。

 そんな美しい世界の下方では排気ガスが吹き溜まり、作中では登場しませんが貧困格差などもあるでしょう。

 

 そんなどこか歪でありながら、誰しもが一度は虚空に想像した形の無い夢を、この映画では現実として形にしてくれている。この映像が子供心に焼き付き、今でも離れない理想の街並みです。

 ※同じような街並みイメージでいうと、ゲームですが『FF12』の帝都アルケディスも好きです。高層階が廊下で繋がれ安全に歩ける世界とかファンタジーで素敵。

  

 

 

 


 [コメディな吹替]


 

 これは『コマンド―』などとも通じますが、セリフ回しがこの映画の面白さを際立たせる。言葉の1つが変われば、そのシーンの印象が変わり、延いては映画のイメージが変わります。

 

 わざわざタイトルにもつけましたが、私の圧倒的お勧めは日本テレビ

 

 映画ファンならあるあるですが、テレビ放映時とDVD版とて声優が変わってしまうことで映画の印象が大きく変わることがありました。

 

 この映画も長らくその影響を受けた映画の1つです。この映画は、日本テレビ版で視聴するとコメディ要素が多く面白い映画です。しかし他の吹替では怖いというイメージがある、というレビューも拝見しました。

 

 過去に何度か、違う吹替でも視聴してみようとトライしたこともありましたが、しかしその度にイメージとの違いで拒否反応が出る。求めている味と違うと、視聴を途中で断念してしまう有様でした。

 

 

 もう永遠に見る事が叶わないのかと、もはや諦めていた所、なんと出たんです!!

 ※2022年3月30日発売!割と最近!

 

 


 [総評]


 

 

 だいぶ思い出補正が掛かった今回の映画感想記事。私も商品を見つけた瞬間にポチっていましたね。

 

 スピーカーから聞こえてくる当時の吹替の芝居に、やっぱりこれだと満足感を覚えながら視聴していました。

 そして、やはり面白い。あの頃もVHSが擦り切れるほど見ましたので、今でも鮮明に展開は覚えていましたが、それでも十分に満足でした。

 

 ブルース・ウィリス引退の記事を見つけると共に、『フィフス・エレメント』をもう1度視聴したいと思いネットの海を彷徨った甲斐がありました。

 

 ありがとうブルース・ウィリス。今はジェイソン・ステイサムも好きです。

 

 


 [以下 駄文]

 

 これは20代後半以降の人にはあるあるだと思いますが、私は当時、テレビ放映された映画をVHSに録画していました。

 そして録画容量が伸びた頃には、1本のVHSで映画はを2作品か3作品くらいまで録画できるようになっていたと思います。

 

 この『フィフス・エレメント』と一緒に録画していた作品が、何故かドラえもんのび太の南海大冒険』でして。あのジャイアンがくっそイケメンな映画です。

 

 そんなこともあり、南海大冒険も好きな映画入りしてます。同じVHSに録画されていると、流れで見てしまうので好きになっちゃうよね、という駄文でした。