#2 ラッキーナンバー7(吹替)
あまり有名な映画ではありませんが、一度見て物凄く気に入った映画です。
15分経過したあたりから引き込まれ始め、後半にかけての熱中度合いが凄まじい映画ですね。次の展開がどんどんと気になっていきます。
Amazon primeにも無いので、観るためにはDVDをレンタルしなければですが、その価値はあると思います。
この映画の真骨頂はなんと行ってもストーリー展開。
グレイテスト・ショーマンのように華やかな画はありませんが、張り巡らされる伏線、飽きさせないコミカルな吹替、後半から怒涛に展開される種明かしが、アメリカ映画の「スマート」らしさをピッタリと表現します。
ジャンルとしては、サスペンスですかね。観ている間は、ひたすら次の展開はどうなるんだろうと考えながら、頭の片隅で犯人は誰なのだろうか、どんなエンディングになるのだろうかと、ワクワクと予想します。
しかし、初見でその予想が当たることは、まず無いと言っていいでしょう。ある程度までの予想はついても、種明かしの細部までを想像で描き切ることは出来ないと思います。
キャストについても名優揃いで、ブルース・ウィリスやモーガン・フリーマンなど、何気無いシーンにも彼らの力量が発揮されています。単純に、絵が保ちます。
また、個人的には吹替をお勧めします。ベテラン声優さんたちの聞き取りやすい演技も勿論ですが、言葉遊びと言いますか、会話での切り返しやアメリカンジョークが気に入っています。
言葉のセンスは人それぞれだと思いますが、鼻を殴られて、その返しが「これで拳を砕いてやった。」という吹替のセンスは、観ていてクスッときてしまうものであり、その積み重ねが飽きさせないポイントかと思います。
作品の随所に散りばめられた伏線は、エンディングで全て回収されていきます。なので、映画を見終わって消化不良になることもなく、サッパリとこの映画のシナリオに唸ることが出来ると思います。
逆に言えば、一度でサッパリできるので、週末なんかにサクッと観る映画には向いている気がしますね。夜の9時くらいとか、土曜日の15時くらいから観る映画にお勧めします。
※蛇足
アメリカ映画、ブルース・ウィリスやジェイソン・ステイサムなど、アクション物の映画を観ていると、小走りに階段を降りるシーンがあるんですよ。
あれ、カッコよくないですか?なんか、スマートな気がして。映画見終わったあとはだいたい動きを真似してしまいます。ちょっとオーバーリアクションになったり、肩を竦めたり。やっぱり、同じ仕草でも、スマートなんですよね。なんでだろ・・・。